インプラント・口腔外科

歯を失ってしまった
患者様へ

歯が虫歯や歯周病で失われた場合、その空間をどのように埋めるかは、患者様自身が選択することになります。 当院では、抜歯後の治療方法にはそれぞれメリットとデメリットがあることをご理解いただきたいと思います。そして、患者様のご希望やご要望に沿った最適な治療法を一緒に探していきたいと思います。

歯を失ってしまう原因とは

  • 虫歯が原因

    虫歯は、歯に付着した細菌が糖分などを酸化して酸を生成し、歯のエナメル質や象牙質を侵す病気です。虫歯は、歯を失うことになる抜歯の主な要因のひとつであり、抜歯の約3割を占めています。

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  • 歯周病が原因

    歯周病は、歯茎や顎の骨などの歯を固定する組織に細菌が侵入して引き起こされる炎症性の病気です。歯周病は、歯を失ってしまう抜歯の一番多い原因であり、抜歯の約4分の1以上を占めています。

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  • 歯並びが原因

    噛み合わせや顎関節の機能に問題がある不正咬合や不正顎位を治す際に噛み合わせのバランスをとるため歯を抜く場合がございます。

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  • 繰り返しの治療が原因

    何度も繰り返し歯の治療を行うことで歯が早く劣化したり、歯の寿命が短くなったりします。そのため、最終的に抜歯となる可能性があります。

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歯を失ったときの
「インプラント」という選択

  • インプラントとは

    インプラントは歯が失われた部分に、金属製のインプラント体を埋め込み、顎の骨と結合させる治療法です。人工歯根の上から被せ物を取り付ければ、見た目と機能を天然歯に近づけることができます。 いままで歯を失った際は「ブリッジ」や「入れ歯」(部分入れ歯もしくは総入れ歯)による治療がメインでした。近年では、インプラントを「第3の治療法」として活用する方が増え始めています。

  • インプラントとブリッジ治療の違い

    基本的にブリッジは保険適用になるため、費用を抑えられるのがメリットです。ただし、失った歯の両隣の歯を削る必要がありました。しかし、インプラントの場合は、他の歯を削ることなく、口腔内の機能を回復できます。外科手術が必要なことから、費用や来院回数などの負担はありますが、将来のお口の健康を考慮に入れると様々なメリットがあります。

森山歯科クリニックの
インプラント治療の拘り

自分の歯を残すことが困難となった場合、インプラント治療に進むことがあります。当院では、歯科用CTで骨の状態をしっかりと診査・診断し、サージカルガイドを用いて正確な位置にインプラントを埋入致します。

  • サージカルガイドの使用

    インプラント手術はサージカルガイドを元に行っています。これはシミュレーションによって、インプラントを埋め込む位置や角度などを正確に導く医療機器です。事前の計画通りに治療を進められるので、手術の安全性を高められます。

  • 精密な検査を行うCTの導入

    インプラント治療をするには、CT検査が必要です。CT検査では、3次元の画像で骨の状態や、血管や神経の位置を見ることができます。この画像をもとに、コンピューターでインプラントの位置や角度を決めることができます。CT検査は、医科用のCTよりも被曝量が少なく、安全に受けられます。

  • 痛みを抑えた手術

    当院では、患者さんの痛みを抑える取り組みを行っております。できるだけ痛みを抑えることのできる電動麻酔注射器を導入し、痛くないか声を掛けしっかり麻酔の効きを確かめてから治療を行います。乱暴な治療を行わず、丁寧な治療を心がけています。

  • インプラントのメリットとデメリット

    Merit

    • 人工歯根によりしっかりと噛めるようになります。
    • 周囲の歯を削る必要がほとんどありません。
    • 咬み合わせが安定します。
    • 噛む力の衰えを防ぎます。

    Demerit

    • 外科手術が必要になるため、患者様に体力的な負担がかかります。
    • 段階的に治療を進めていくため、治療期間が長くなります。
    • 保険診療ではないので、治療費が高くなります。
    • 術後も定期的なメンテナンスをしないと、機能が落ちやすくなります。

当院には特別診療室をご用意しております

完全個室でプライバシーに配慮した診療室です。検査や治療機器を多数導入し、患者様に安全性の高い治療をご提供いたします。ここではインプラント手術はもちろん、そのほかの治療でも使用いたします。患者様を第一に考えた治療をご提案いたします。

口腔外科

  • 親知らずの抜歯

    大人になって生えてくる奥歯の親知らず。必ずしもすべて抜く必要はありません。抜歯が必要となるケースは、主に歯磨きが届きづらい場所にあることから虫歯に移行していく確率が高い場合や、斜めに倒れて生えている親知らずが、周囲の歯並びを悪くさせる場合です。当クリニックでは歯の向きによって歯根が絡み合っていないかCTで確認しながら抜歯に進みます。

  • 親知らずが他の健康な歯に与える影響

    親知らずは真っすぐに生えてきた場合、抜歯をしなくて済むこともあります。しかし、真横になっていたり、斜めに生えてきたり、中途半端に生えたりした場合は要注意。そのようなケースは、歯ブラシが届きにくく、むし歯や口臭の原因になりかねません。また、歯並びを悪化させるリスクも高まります。

  • 困難な症例の場合は大学病院の口腔外科を紹介いたします

    大学病院との連携

    抜歯に伴うリスクを少しでも軽減させるためには、正確な診断が欠かせません。歯科用CTを用いると、3次元で親知らず周辺の組織の位置関係がわかります。レントゲン撮影よりも正確な情報が得られ、CTを使用しない場合よりも安全な治療を行うことができます。
    検査の結果、困難な症例であると判断した場合、当クリニックが連携している大学病院を紹介いたします。